陸上養殖とは、陸上に人工的に創設した環境下で養殖を行うもので、「かけ流し式」と「閉鎖循環式」があります。
前者の「かけ流し式陸上養殖」とは、天然環境から海水等を継続的に引いて飼育水として利用します。
後者の「閉鎖循環式陸上養殖」は、飼育水をろ過システムを用いて浄化しながら循環利用します。
(出所:水産庁(2013), 陸上養殖勉強会のとりまとめについて(平成25年10月), https://www.maff.go.jp/j/shokusan/sanki/pdf/251010si1.pdf,参照日:2023年10月10日)
私達が、静岡市清水区三保で行っている陸上養殖は、前者の「かけ流し式陸上養殖」を行っております。
静岡市清水区三保においては、1年間通じて一定の水温である非常にきれいな地下海水が取水できるエリアです。この地下海水を活用して、三保において、トラウトサーモン、サバの養殖を行っております。
三保の地下海水は、プランクトン等がほぼ入っていない、きれいな海水です。アニサキス等の寄生虫も確認がされておりません。
この地域の恵みである地下海水を活用した育てた魚で、静岡市にもっとお客様が来て頂けるような取組を推進できればと考えております。