山口県萩市主催の活〆講習会も第三回を迎えることとなりました。

今回も多くの漁師さん達に参加いただきました!
なぜ〆るという処置を行うのか、なぜ冷やし込む必要があるのか…
『なぜ?』を大切に、漁師さんが魚に対して行うすべての動作に意味があることをお伝えし、その意味を理解した上でやっていただくようにしています。
このことにより、何が大事で優先すべきことか(漁師さんは効率優先が必要ですから)、どこまでできるかを一緒に考え、ご自身で判断していただけること、さらには次の世代へ、意味を含めて確実に伝承していただける、と考えております。

ここで一つ、問題提起というか、導入部分をチラッと(/ω・\)

鮮度とは何ぞや?ってことなんです。
鮮度が命!って言ってる人たちは、鮮度が良ければ美味しいって言う人たち。
どうやってその魚が死んだかもわからずに、鮮度がいいねー、って話はおかしいと思うんです。
だって…ほったらかしで死んだ魚も、死んだばかりなら鮮度が良いって言うんでしょうか。
プカプカ浮いてエラだけ微かに動いてる魚、美味しいんでしょうか。
それって違うと思うんです。
鮮度を基準に考えるんじゃないと思うんです…

というような話から始まって、今回で三回目、ついにブランド化のスタートを切るところまで来ています。

萩の魚って、本当に良い魚ばっかりなんです。
ポテンシャルがとても高いんです。
だから、もっと良くなれるし、物流が多少悪くても、最初の処置さえしっかりやっていれば、時間を味方につけて旨味爆発!大都市圏でも絶対に認められる産地になることができる!
そう考えております。

皆さまも、山口県萩市の魚を見かけましたら、ぜひご賞味くださいね!

講師: 日建リース工業株式会社 東京水産事業支店 渡邊瑛之 (津本式公認技師)