発泡スチロールを使った活魚輸送は、現在も一般的に使われています。
これを日々数十箱作るのは本当に大変な作業です。
まず、海水を発泡スチロールに入れ、エアレーションポンプに電池を入れ、エアレーションポンプを発泡スチロールにセットし、活魚を入れて、活魚を落ち着かせ(夏場には氷を入れることも)、フタをして、水漏れしないようにガムテープでぐるぐる巻きにして、海水が入り重さが1箱30~40Kgにもなる箱を1つずつパレットに積んでいく過酷な作業です。
⇒
しかし、『魚活ボックス』に切り換えることで、この作業負担が解消されます。
これまでのように、発泡スチロールで1箱1箱活魚箱を作る必要がなく、『魚活ボックス』に海水を入れ、活魚をボックスに入れるだけ(カゴを使う場合は先にカゴに活魚を入れます)
あとは、スイッチを入れれば、ブロワーが稼働し、必要に応じて酸素も吐出されます。
また、活魚の出荷作業が楽になるだけでなく、活魚の活きも違ってきます。
発泡スチロールの活魚箱は、どうしても海水量に限度があり、斃死率も高まります。『魚活ボックス』であれば、1,200リッターの海水があり、小型タイプでも660リッターの潤沢な海水があるため、水の汚れやアンモニアでの斃死も防ぐことができます。
豊洲市場の卸業者様からも非常に状態が良く届くようになったし、数百箱の発泡スチロール開梱作業からも解放された、と評価をいただいています。